ONE PIECE 第20話

“泥棒道”を読み返しました。

 

ゴムゴムのバズーカ登場回。

 

ルフィの決め技の代表格だったと思うんですが、改めて見るとちっこくなったバギー吹っ飛ばすって別にカッコ良くはない使用法だな。クリークの鎧をぶち抜くときのイメージが強い。あのバトルはなかなか良いよね。

 

ナミがバギーの宝をこっそり盗んだ話。

 

海賊の宝を泥棒しようが罪じゃねぇよと言う話はしておきたかったんだろうと思う。少年マンガとして。麦わらの一味の金銭面の話題はあるようであんまりないけど、まぁナミが大体調達してるんだろうという部分。他の連中は本当に金に興味なさそうだからな。

 

ナミの必要性の高さ。

 

少年マンガの王道においてはヒロインって邪魔か足手まといになりがち、って点を意識的に潰すように航海と金銭で生命線を握らせるキャラ設定を盛り込みつつアーロンに話を繋げて盛り上がる訳だから初期構想の綿密さは相当のもの。

 

宝に執着して負けるバギー。

 

結局このエピソードではルフィとのガチンコ勝負はしてないんだよね。バラバラフェスティバルの弱点があまりにもショボいんで、そのつもりはないキャラとも言えるし、或いはこれから真の強さを発揮、しないか、弱いおっさんが激戦をくぐり抜けてきた新たな皇帝候補に肉薄するとか、リアリティない。

 

コメディキャラの立ち位置を確定。

 

しかし、バギーが首から上しかない状態とは言えその顔芸だけで1話持たせるマンガの上手さはすごいよな。崩しても凄ませても画になるキャラデザインの完成度。最終的に顔と手足だけになっても形になる訳で、もうちょい色んな場面で出番あっても良かったキャラだよな。

 

自分もおっさんになったんでバギー好き。

 

ルーキー時代ルフィの踏み台そのものなんだけど、そう言う立場で時代のうねりに関われるのも悪くないポジションだよね、と思っちゃうところあるよね。

 

何気にルフィから金的食らった数少ないキャラ。金玉狙いあうバトルマンガ読みたいですか? と後に尾田栄一郎はSBSで書くけど、ルフィがシリアスな決めゴマで股間を蹴り上げたこと、忘れない。

 

忘れろ。