ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花

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通常版ジャケットはアニソン感ゼロ。

 

アニメの主題歌がいつも作品内容を表現しているとは限らないんですが、鈴木雅之起用というミスマッチ話題優先感とは違って実際の曲は妙にしっくりきたんでフルで聴きたくなった次第。

 

歌詞も読みたくなる。

 

アニメ化が成功すると作者がそっちに引っ張られる傾向もあるので意外と先々の展開を予言したかのような具合になることもあるしね。

 

キスまでが遠いとか、よく読み込んでる。

 

で、女性視点の歌なんだけど、歌詞的にはめっちゃかぐや様がドラマティックな愛に壊れたがってる感じになってて面白い。ここまで求められると白銀は大変やね。

 

しかし原作もそっちに行くかもしれない。

 

財閥の令嬢を貧乏一般人が奪い去る話とすれば今後は四宮家との戦いは避けられないと言う物語性はありうる。マンガとしては呑気にギャグやり続けてくれる方が安心して楽しめるけど、それだけで終わらせるつもりではない話だろうしなぁ。

 

かぐやの問題はまだ触れられてない。

 

優しい結末を否定して嘘を受け入れる。純粋なだけじゃない、つまり潰れた大福ではない白銀の瞳をある種の危険な男の記号として求めているんじゃないか、と言う読みは当たってる感じもあるよね。かぐや様はぶっ壊されたい。

 

主に四宮家絡みの諸々を?

 

しかしそうなると基本的に善良な男である白銀ではかぐやを持て余す感じはある。演じている理想のスペックでも足りないぐらいに要求が高い。恋愛は戦! と言う例のフレーズを繰り返すこの歌は財閥との戦いとして、恋愛頭脳戦ちゃんの復活を告げているのかもしれない。

 

そんなことはないかもしれない。

 

ドラマティックのタイトルに偽りなく壮大な妄想を広げられる曲ですよと言う話。天才たちの恋愛頭脳戦の要素をギャグとして扱ってることさえ作者による読者へのミスリードだったら、まぁすごい作品になるよね。