海賊“道化のバギー”を読み返しました。
シャンクスのことを知っている素振りを見せるバギーはもちろん親切にルフィに教えてくれたりはしない話。
初の悪魔の実の能力者対決。
ゴムゴム対バラバラ。伸びると切り離せる打撃無効と斬撃無効、と言う具合で似た性質を持ちつつもそれぞれの個性が出る能力バトルマンガとしての側面を出してきた回であり、互いに互いの能力を把握して対応するスムーズな攻防が印象的ですな。
バラバラ緊急脱出しながら伸びたルフィの腕を斬れたら強かったわけだけど、そう言う同時並行処理は出来ないと言うより、単純に能力の鍛え方が足りないっぽいのは今見ると感じるところ。
覚醒すれば周囲もバラバラは相当強いよね。
それでも、ルフィよりはさすがに経験豊富と言うところか、バラバラ砲切り離しで麦わら帽子にダメージを与えることに成功。この戦果は意外と他の強敵も達成してない。
帽子が大事と見るやそこを狙う卑劣さ。
どうも麦わら帽子自体がルフィの個人的思い入れ以上に重要アイテムなのでは? となってる現在から見ると、託されてるシャンクスとそれ自体知らないバギーのロジャー海賊団内での格差を感じるわけですが。見習い時代って言ってるので、ラフテル到達のかなり前に降りてんだろうなバギー。
独立心と言うか宝独占欲強そうだし。
で、鎌の構えをフェイントに緊急脱出時の本体をキックする普通にクレバーなルフィの動きで引く訳ですが、こうして見るとまぁ、精神攻撃以外は強くないキャラ付けは固まってる。ライバル的だけどまったくライバルではないおっさん。このキャラを最初の敵能力者として配するのは長期構成を睨んだ配置だよね。インフレ抑制を意識してる。
今回から3巻。
このブログはじめて2ヶ月で2巻分とか、まったく追い付けるペースじゃなくて笑うわ。120巻完結説を採用してるので10年やる気なのか? 連載がそこまでに終わってるだろ…どうかな? 終わってるはず。なんらかの理由で刊行ペースが遅れる可能性は低くないので割といいペースだと思っておこう。