アニメ版スネイクマンに関するメモ

バウンドマンがレイリーに一蹴されたので編み出したという回想の補完。どうやって習得したのかは謎のまま。

 

見聞色持ち対策というバウンドマンとの差別化を明確にした模様。

 

ギア4において身にまとう蒸気? が蛇の動きでルフィを覆い変身。バウンドマンのように弾んでいる訳ではないがふわっと浮いて草履は脱げた。

 

アニメ版はともかくフィールドの使い方が広い。避けたパンチが加速しながら曲がりくねって追ってくる脅威を素晴らしく表現してる。リーチの限界がちょっと気になるぐらい伸びる。

 

広くなったことでルフィが同じフレームに収まらなくなり描写的にはその攻撃を受けるカタクリが主体的になった印象。筋肉は200%ぐらい増量してた。いちいちカッコいい。

 

スネイクマンの活躍がメインとなるのは今年の映画だと思われるので、ある意味で今回きりのカタクリにアニメーターが傾注したのかもしれない。

 

JET大蛇砲から斬・切・餅への攻防が大幅に描写追加。ドーナツ状になったカタクリがタイヤのように転がり高速移動して追ってくるパンチを避けまくる。もはやモチなのか疑問だが、ゴムの特性としてのグリップ力を先に見せた風でもあるので、ある意味で次のルフィ強化のヒントかもしれない。

 

高速回転の勢いからの斬・切・餅は必殺の攻撃としての迫力十分。むしろ一撃で決まらなかったのが不思議なぐらいに派手。覇気分のダメージは通るけど、ゴムの性質で反動や衝撃は吸収してるとか、ルフィのタフネスはそろそろ説明が必要な段階。

 

パンチ連打の応酬から黒い蛇群は見聞色の読み合い要素を追加してこれまでの乱打っぽさとは違うところを見せてきた。特に蛇群はカタクリに読み勝ってる部分とそれを上回るトリッキーな避け方を見せていて原作では分からなかった技の性能をわかりやすくしてくれてたと思う。

 

ゴムゴムの王蛇はかめはめ波だった。

 

いや、予め伸ばして加速をつけ拳の部分をキングコブラ状に大きくしてるパンチだとは思うんだが、アニメ版はエフェクトが派手すぎてもうなんだか別物に見える。勢いとしては素直に燃えるが。

 

打ったパンチが一周回って速度を上げて向かってくる、って表現は難しい模様。カタクリ目線でルフィの腕はどうなってるのか。89巻の表紙と本編の構図もなんか微妙にニュアンスが違って見えるので、未完成技の位置付けになるのかも知れない。

 

バウンドマンの張力についてもなんだが、伸びて追跡して加速するって現象がゴムとして自然じゃないのに唐突に出てきてからなんのマンガ的理屈もついてないのはどうなんだろうと正直思ってる。ハッタリ不足だ。

 

ともあれこれでしばらくはもうルフィの本気戦闘が本編では出ないのが確定してるのでお預け前の眼福としては充分に満足のいく原作の昇華だった。カイドウ戦はタイマンにもならないだろうから、次のボス戦がいつになってだれが相手なのか、数年単位の待ちになる?

 

アニメONE PIECEを楽しむには忍耐力が必要。東映はやるときはやってくれる制作会社です。信じる心。やらないときは本当にやらないんだけどね!