“魔性の女”を読み返しました。
道化のバギー登場でここから2巻。
真っ赤でデカイつけっ鼻コンプレックスを持つ船長率いるサーカス風海賊団。なかなかの色物なんで読者も見くびる訳ですが部下をいきなり大砲で吹き飛ばす容赦のなさがあり、ハデメイクの下にそこそこの年齢のおっさん顔をしっかり描いてるなど、重要キャラとして作られてるのは今となっては明らか。
渋ささえ感じるのは今だから?
話としてはナミがバギーを説明してルフィがボケてツッコミが入る見慣れたコマの連発。安定感あるなー。20年以上つづける漫才たけど、最初から完成されてる。出会った直後とは思えない。
ふーんそんなに怖ェのか
そのナミーって海賊は
しかしなんでこの町 誰もいねェんだ
ああ だからお前 空巣やってんのか
これらのセリフ。名詞間違い、聞き漏らし、失礼発言がルフィの定番ボケとしてすでに定着してますね。あと空気読まないボケを足すとほぼ完成。
で、速攻裏切ってくるナミ。
割とゴムだったら通れそうな檻に捕まるルフィ。初手で敵の手の内パターンも実際お約束ですね。安定感あるなー。シナリオの基本構成が最初からこんなに固まってた長期連載って他に例があるんだろうか。
しかし酒場の随分手前でルフィ縛ってんだけどナミは抱えて運んだんだろうか。お宝を運ぶ腕力を考えたら楽勝か? ドサァ…‼︎ ってルフィ投げたのはナミ? アニメはどうだったっけな。
読み返しても思い出せないこともある。