ONE PIECE 第4話

海軍大佐“斧手のモーガン”を読み返しました。

 

しかしなんでよりにもよって武器としても道具としても用途が限定的な斧を手に付けたんだろう。もともとの名前がチョップだったからチョップの角度で取り付けてあるのはわかるけど。

 

水兵チョップと水平チョップのダジャレ。

 

このネタ、いつ理解したか定かじゃないけど、少なくとも最初に読んだときはまったく意味がわからなくて水兵にはチョップとかいう有名人でもいるのか? と思った人は少なくないんじゃないだろうか?

 

そんな奴はお前だけ?

 

SBS前の作者コーナーでモーガンを元にキャラデザについて触れてるけど結局カッコいい敵キャラをあんまり描きたくない(メインにとっときたい?)傾向はもう最初から出てますね。

 

モーガンタイプの顔立ちはレア?

 

目の形は頻出するチンピラ系なんですが渋めで顔の四角のおっさんポジションはあんまり記憶にないな。外見的特徴重視のおっさん属性でプレーンなキャラがあんまりいないから印象に残ってないだけかもだが。

 

偉い人間がやることは全て正しい!!!

 

なにげにモーガンの言うセリフはONE PIECEにおける敵キャラの多くが持ってそうな思想ですね。テーマとして固まってた、のでしょう。最も自由なのが海賊王と言うルフィの定義が出たのはかなり後のことですが海賊が戦うべきは権威や支配という点はブレてないのではないかと思いますね。

 

テロリストと紙一重

 

ま、基本的に世界が間違ってるから海賊もありってのがONE PIECEの世界観ですから。最終的にルフィが国を建てて権力者側に座るようなオチにならない限りは海賊王で大丈夫だと思いますけどね。死刑台に乗るか生死不明になるか宇宙に旅立つか。しがらみとは無縁の終わり方にさえなればいいと思うところ。

 

そこは尾田栄一郎の美学で。

 

ゾロを仲間にするために刀を取り戻そうとしたら因縁がどんどん出来て戦うしか無くなるお馴染みのパターンは最初から完成してる。

 

常に反逆者。

 

ゴムゴムのロケットを片手でやってるのはなんか珍しい感じがするな。方向を定めず上にだけ飛ぶのが少ないからか。飛び過ぎて像をぶっ壊した反省をルフィなりにしてこれから加減してるのか?

 

ゴムゴムを制御できてないってのも珍しい?

 

ルフィはすでに修行済みで強い主人公なので、アホをやることは別としてミスは少ないタイプなんだとおもってるんですが、ちゃんと読み返したらどうかはわからない。

 

意外とちゃんと覚えてないから。

 

最初からスゲェマンガ上手い気がしてた尾田栄一郎だけど、この一連のエピソード3〜6話の引きは実はそんなに強くないなと思ったりもしたので。

 

今とはエピソードの詰め方が違うのもあるけど、わりとスーッとつづいてるよね。各話の区切りより全体の流れ重視というか、アニメ1話と原作1話で成り立つ密度まで上げてるからそりゃ違うんだけども。