ONE PIECE 第237話

“上空にて”を読み返しました。

 

すぐにまたハチ合うさ

この“偉大なる航路”にいる限りな!!!

 

その通り

この世は全て

強い望みの赴くままに…

巡り合う

歯車なのである

 

ルフィに空島へと逃げられたことを笑い飛ばす黒ひげ。そしてオーガーが語る言葉。どうやらこの狙撃手は黒ひげ海賊団のご意見番らしい? 黒ひげも設定ではインテリらしいんだが、さらに信頼されてる雰囲気とフラットな人間関係は麦わらの一味にも似ているし、ロジャーや白ひげと言った仲間の親密さが伺える海賊団とも近い。詳細は未だ不明。

 

空の海へ。

 

そりゃ乗るだろ

雲だもんよ

 

雲の上に浮かぶメリー号。ザザー…ンって擬音まで入っているので波もある海なんだろうが、ルフィのこの非常識発言はゾロサンジチョッパーも全力で否定。しかしまぁ乗ってるのは事実なんで気絶から目を覚ましたウソップが即座に泳ぎに行く。

 

泳ぎに自信があるにしてもくそ度胸過ぎない?

 

この自称ネガティヴのビビるポイントも常人とは違うよな、みたいなやっぱりこいつも普通じゃねぇよ感を出しつつ、ロビンがルフィの伸ばした腕に目を生やす目抜咲きの妙技を魅せる。つーかこれなかったら雲から落ちてさらばウソップだった。そして風船タコ、空魚と新たな世界の紹介へとスムーズに展開。

 

空島いいよなぁ。

 

空島の世界観でぶつ森やりたい、とかそんな話はさておき、そうこうしてるとすぐに牛が四角く雲を走ってくるということで襲撃を受け、ルフィゾロサンジの麦わらの一味トップ3が一気になぎ倒される。何気に壊滅の危機レベルのピンチだ。

 

ウ〜ム 我輩

“空の騎士”!!!

 

というところでガン・フォール登場。この先代神は空島の特殊環境で戦えてることを含め、若い頃は手練れだったんじゃないかと言う感もある。最新刊のロジャー回想における空島の様子は2ページ足らずで、会ってるはずなのに出番もなかったのはちょっと残念だ。20年前程度じゃ若いってほど見た目は変わらんのだろうけど、そこそこ穏当だった頃の空島の様子は見たかった。

 

26巻に突入。

 

読み返しとしてはいつも通りだが、時節柄触れておくと、この巻の尾田栄一郎カットは特に脈絡なく志村けんの似顔絵である。言うまでもなく完全に偶然だが、久しぶりに本棚から抜き取って開いた瞬間に目に入ってきたのがこれで、訃報の日で動揺した。死そのものにショックは受けなかったのにこう言う形で身近に存在するほどの影響力の強さには畏怖を覚える。こうしてONE PIECEを読み込むことでなんらかの形で自分にも影響の影響が入ってきていると言う事実。大スターだ。