ゲームプレイ日記 ファークライ6 クリア

死ぬのはネタバレじゃないのかって?

 

まぁ……明らかに病で死にかけてるというアントン・カスティロのエピソードが挟まれるストーリーなんでそこそこ早い段階で察すると思う。そういう意味じゃ息子のディエゴがどうなるかって点にストーリーとしては絞られてた。冒頭でヤーラを逃げようとし、ダニーと出会い、そして戻って来た息子がこの国の未来である。

 

シリーズの通例通りハッピーエンドじゃないです。

 

ただ、あの行動はやっぱり親の愛なのかなとは思うところはある。67年のレジェンド、アントンの父を殺した革命の戦士がディエゴに対して独裁者の息子としか見てない発言をするところとか、痛々しいし、その扱いをアントンも受けてきたであろうことを思えば、この先にあるのは同じことの繰り返しだという話。

 

ここまで書いたらネタバレと同じかな……。

プレイヤーはダニーさんを通じてそれを目撃して、ゲリラとして戦いつづける。

 

生まれ育った故郷だから、ゲリラを楽しみながら、どっかでくたばるまで戦うしかない。というある種の切実さはストーリー中で死んでいった人たちを引き継ぐものでもあるし、ゲームとして終わりなきコンテンツになりうる構造を獲得したとは思う。

 

問題はプレイヤーがこのヤーラに愛着を持てるかどうかだけ。

 

土地と家族、独裁者の世代、そして革命に身を投じる老人と若者。

 

広いオープンワールドを舞台に紡がれた様々なストーリーを通じて、この国を生きたものと感じられれば、独裁者を倒して、かつての軍を反乱として受け止め続ける戦いがつづくエンドには納得はあると思う。そうしないでどこかで責任を放棄するなら、別のエンドがある訳だ。きちんとしてる。

 

悪くないと思う。

 

ただ……ひとつ言うなら、フアンは殴らせて欲しかった。

 

ストーリー方面の話はこのくらいにして、明日はプレイの話をしようと思う。

腹を括るってのは意外と気持ちいいんですよね。失敗するとアレだけど。