ONE PIECE 第221話

“怪物”を読み返しました。

 

パキパキボキキ…ボリボリ

 

メリー号の10倍はあろうかと言うマシラの船さえたぶん一飲みにできる大きさの海ガメ。このトンデモ生物がサブタイトルの怪物ではない、って話なんだけれども真相が明らかになった後で見ると偉大なる航路上においてこのレベルのサイズ感を出してる生物はゾウぐらいなんでこの海ガメそこそこ大物なんじゃないかって気がする。

 

船見つけて食ってるあたり、割と犠牲者多そうだし。

 

……あら あのコ達全員

船ごと食べられちゃったの?

 

ロビンの天然ボケキャラってこう見ると初期から安定してるな。仲間入りしてから間もないから冷静、と言うより恐怖感に対する感覚がズレてるんだろう。吸気ホースを引っ張られて冷や汗をかくのはちょっと遅いよな。

 

ホースを切り離し安全確保

 

ナミは反対に開き直ってからが強い。ウソップに海底探索の責任を追及されたところからの『ごめんっ!!!』ですっきりしちゃうのは伊達に修羅場をくぐってきてない。ま、覚悟はしてるだろうしね。死ぬのは自分よりルフィが先だと。自分に危険が及ぶなら冷静に切り捨てる。そうやって生きてきたんだ。どっちも母を幼くして失っていて似てるようで、なんて言うか育ちが違う? 利用した海賊から逃げるシーンとか罪悪感ありそうだったもんロビン。

 

で、いきなりの夜。

 

バタバタした展開にさらにバタバタした場面転換。突然来る夜は怪物が現れる前兆、とか言うセリフさえコマの端っこで重要度が高そうに見えない。ルフィたちもいきなり戻って来る。カメの存在にすら気づいてなかったみたいな忙しなさ。マシラも追っかけて来る。しかしそれに気づいた瞬間にはもう有耶無耶。

 

大過ぎる、怪物。

 

巨人から何十倍のサイズに一気にインフレして、流石にそりゃ無茶苦茶だろと少年心に思ったくだり。なんかモリを持ってて船に向かって振り下ろすかのような動作までする。まぁ終わりまで見てればルフィたちにはなんの影響も出なかったんだが、勢いで船漕いで逃げるシーンのノリと話のオチにうまいこと持ってかれてるな。

 

…さすがにあれにはビビったね どーも…

 

メリー号にうっかり乗り込んで仲間のひとりみたいな顔して感想を述べるマシラ。沈んだ船の財宝を巡って争った? かもだけどルフィゾロサンジの蹴りで吹っ飛ばされてるのはちょっと可哀想な気もする。いや言うほど敵対してないじゃん? つーかこの3人に蹴られて無事過ぎるんで頑丈さ半端ない。