ONE PIECE 第218話

“記録指針”が丸い理由 を読み返しました。

 

私が求めていたものは…………

“真の歴史の本文”

 

ロビンがルフィに解毒剤を与えた回想から。崩れゆく地下聖殿で死を受け入れた上で語る本心。プルトンのありかが書かれていることを把握してたコブラの質問にはそれでも答えてないんだけど、世界の裏事情をそれなりに知るもの同士のやりとりとしてなんらかの理解はあった様子である。

 

語られぬ歴史は…

紡ぐことができるのか………!!?

 

天竜人から離脱したネフェルタリ家にはなんらかの秘匿された歴史についての伝承があり、そのためにプルトンを守る必要があった、ってことなんだろうかね? ロビンの敵の多い夢って言葉からしてそれはアラバスタと言う国にとっても敵になりうるもの? 未だ回収されぬ伏線ですが、今年中にはなんらかのことが明らかになるかもと言う期待は持ってます。いよいよね。

 

解毒剤が即効いてコブラとロビンを抱えるルフィ。

 

このコブラとロビンのやりとりを聞いてたのかどうなのか、区切りよく動いてる感じはある。地上に上がった後でぶっ倒れてコブラに背負われてたことを考えると満身創痍なので余裕はなかったかもしれないが、夢の話としてなにか感じるところはあったかもしれない。

 

……ちょっと待って!!

私にはもう生きる目的がない…!!!

私を置いて行きなさい!!!

 

?

何でおれがお前の言う事聞かなきゃいけねェんだ…!!!

 

なんか珍しいセリフな気がするんだよね、これ。他人に限らず、仲間の言う事でさえ聞かないのが普通なのがこの海で一番自由な海賊王を目指すルフィ。でもこう言う拒絶はあんまり記憶にない。自分がやりたいからやる、ってのと、言われた事はやらんってのは似てるようでニュアンスが違うと言うか。この辺りがあっさりロビンを受け入れる下地な気がする。

 

心配すんなって!!

こいつは悪い奴じゃねェから!!!

 

結果はともかく仲間のビビが愛する国を崩壊寸前まで追い込む事を自分の夢のためにやってた女に、そりゃルフィ自身が二回も命を救われているとは言ってもこう表現するのは思い切ってる。救われたことを説明すれば他の仲間も納得しただろうけど、ゾロが割とずっと疑ってたことを踏まえると語ってない感じだし。

 

そんな訳で考古学者加入。

 

プロフィールを語り、能力も見せ、ジョークも飛ばす、ナミには抜かりなく宝石を渡し、サンジはアレなので、疑うウソップにはギャグも見せる。読み返して思うんだけど、人心掌握に長けてる。大人の余裕だろうか、まぁ相当に修羅場を潜り抜け、酷い海賊も見てきた上でもう生きるのを一度は諦めた人間がなんだかんだゆるい麦わらの一味を観察する楽しみを得たってところなんだろうかね。手がかりを失ってポーネグリフ探しはもうやめるつもりだったのかもしれないし、この時点では。

 

で空からガレオン船

 

そして空島に“記録”を奪われる。上に向かえるからこそこの指針は丸いのだ、と言うことなんだが、この道具を作った人は最初からそれを意識してたのか、それとも改良の結果なのか。既に当たり前になってるアイテムだけど、無許可航海を禁じてる世界政府的にはこれが普通に流通してるっぽいのって大問題だし、謎でもあるんだよな。どこで作られてどう広まってんだろ。