ONE PIECE 第117話

“ドリーとブロギー”を読み返しました。

 

Mr.3とミス・ゴールデンウィーク登場。

 

意外な出世キャラ筆頭。コビーの海軍将校への道が話題になってますが、表紙集中連載等である程度は読者に重要キャラと認識されてる面があるわけで、いかにもやられ役という3頭を引っさげての活躍っぷりは想定外だと思う。

 

いや、声が檜山修之に決まった時点で?

 

まぁドルドルの能力は体から物質を出す系パラミシアの中では上位だよな。鉄の硬度で熱に弱いって点で言っても基礎力はペロスペローより上のはずだし、モチモチなんかは覇気がなかったらたぶんそこまでの硬さは出せないし。本人の実力を別にしてもそこそこの活躍ができる程度には強い。

 

優れた犯罪者は優れた頭脳によって

目的を遂行するものだガネ

私達がそいつらに教えてやろうじゃないカネ

『犯罪組織』というものを敵に回すことの恐ろしさ…!!!

 

そしてこのセリフの通り頭を使うタイプ。鍛えれば強くなる悪魔の実という世界観の中で頭を使う方に努力して、ある種の姑息な真似を堂々とできる数少ないキャラってことが他のキャラとの差別化で強みになったんだろう。処刑役になりすませる男はあの場にこいつしかいなかったよな。

 

と言うことで話はドリーとブロギーの決闘。

 

そしてそれを見るウソップ。ふたりの戦いを真の男の戦いだと言う。誇り高き決闘。目指す勇敢なる海の戦士の姿をはやくも役に発見してエルバフに行きたいと語る訳です。この男気に震える姿に読者もワクワクしますが、未だに到達の目処が立たない。下手すりゃ完結時のエピローグまで行く予定がない。

 

行くんだろうか?

 

ビッグ・マムの弱点を考えると巨人族がカルメル死亡の真相を伝えて精神的ショックを与えるぐらいしかもう残ってないと思うんだけど、それを伝えて聞き分けてもらえる相手となると、幼馴染のゲルズぐらいしかない気がする。ただハイルディンの海賊団に参加してるんで、エルバフ行かなくても普通に合流しそうなんだよね。行く理由付けはない。

 

おれ達ァよ

てめェらより寿命が長ェ分

よけいに名誉ある死を望む

財産も人の命もいずれは全て滅ぶもんだ

だがエルバフの戦士として

誇りを滅ぼすことなく死ぬことができたら

そりゃ“名誉ある死”だ

その誇りはまた

エルバフの地に受け継がれる永遠の宝なんだ

 

長い引用ですがブロギーはウソップの目標を的確に説明してくれてますね。ウソップ本人がそれに見合う生き方してるかは正直微妙なんですが、どうも誇りを最近は感じないんで。ホコリのウソップだけれども。なんかまぁ今死ぬとどう足掻いても不名誉なんでウソップの気概は高めて欲しい。

 

そして酒爆破。

 

ウソップとナミがブロギーに提供した酒を飲んだドリーが、と言うところで戦士たちがそんなショボい策略で決闘を汚す訳がないと言うところで13巻終わり。巨人にも臆さず挑むルフィって図は引きが強いな。