呪術廻戦 いつもいい匂いを発するハイセンスゴリラ東堂の5巻

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アイドルとすぐにでも結婚したいから恋愛禁止には反対派の漢!

 

でも存在しない記憶の中で失恋してスーパー情けない顔してる辺り現実が見えてない訳でもないところがおかしみを引き立てる。どっからこんなヤツが飛び出してきたんだか。

 

強ぇ! キャラが強過ぎ!

 

実際こうもあくが強いキャラが出てしまうと今後の展開に支障をきたすんじゃないかと心配になる。常に東堂よりインパクトないね、って言われかねないから。敵ライバルならまぁ引っ張りようはあるけど仮にも仲間だし。

 

親友が因縁の敵になるのもパターン?

 

そんな感じで5巻は東堂祭りですがまだ6巻もそれがつづくのは確定してるんで単行本のおまけ的には京都勢の他キャラの紹介にも気を配ってる感じ。この作者はバランスの取り方をわかってるな。

 

パンダはパンダじゃないのかパンダなのか。

 

静かに飛ぶのが好きなの、は言われりゃ納得するけど面影はないような。メカ丸はもう諦めてたって言っちゃうのか否定しない方がジャンプ同士だからセーフ理論なのか。これもバランス感覚かね。オリジナルを主張するポイントはストーリー性だけで充分と言う自信も感じられる。

 

バトル要素とサブキャラたちの巻。

 

東堂のインパクトで惹き寄せつつ、テンポ良く大勢のキャラをさばいて花御で引く、まとまりの良さは確かに次にジャンプを背負いそうな気配はある。次、ってのがこの作品になるかはどうかはまだ確信持てないけどね。作風もギャグも青年誌チックだと思うんだ。

 

虎杖ぐらいしか根明がいない辺りとか。

 

いや、別にディスではなく。ジャンプの超大ヒット作は例外なく作者が根明ってのが持論なんだよね。この超のラインをどこで引くかで議論はあると思うけど、マンガが面白いだけじゃ看板にはならないと思ってる。読者と波長が合うかどうかみたいな話ね。これはもう才能というより時代の空気だから。

 

東堂の面白さはそれとは違うと思うし。

 

王道と向き合ってるって内容はやっぱ天然で王道を面白いと思って描いてる人とは異なった面白さになる。それはもう描ける人と描けない人がいる。こればっかりはどうしようもない。キン肉マンキャプテン翼テニスの王子様、みたいなものを狙って描けるかって話だ。

 

土台無理。

 

仙台は都会だと野薔薇姐さんに同意。

 

仙台民は東京で浮かれねぇよって言われたんじゃない? そういうの気にする作者は根明じゃなさそうだなと思ったりする。つーか野薔薇メッチャ便利なキャラだな。なに言わせても勢いが出る。しかしアニメ化の最も高いハードルにもなるな。声のイメージわかねぇわ。堀越版で描きようによってはかなりヒロインデザインだなって思ったけど、内股気味につま先を立てて座る仕草は原作に出てきそうもないからね。

 

可愛い女子が描けなくても売れるのがジャンプ!

 

いや、本当、強い女子ばっかです。