“上陸のアラバスタ”を読み返しました。
大人しく捕まるんだな
却下
そりゃゴメンだ
ゴムゴムのロケットでスモーカー吹っ飛ぶ。
狙ってる首じゃないが自分が海兵で、相手が海賊である限りは捕まえるしかない。この辺りのセリフは今見ると、スモーカーは圧倒的に実力で上回る白ひげ海賊団相手でも仕事を放棄しない立派な海兵であることを示してるし、そのクソ度胸はもっと評価されてもいいと思うんだけど、背中から不意に飛んできたルフィに対してロギアでありながら反応すらできずぶっ飛ばされる程度と言う要素も見逃せない。
エースも巻き添えで吹っ飛んでるけど。
覇気登場以前のロギア物理無効感に対して、不意打ちとかは有効なんだと見せたいとか、弱点もあるんじゃないか? とクロコダイルとの戦いの前に見せておく意図はあったと思うんだけど、マヌケ感が否めない。いやー、エースくんは白ひげを襲撃したりして寝てても油断なんかしない男を見てたのにそのザマですか? みたいなね。ギャグパートだけども。
あ
どうも
お食事中失礼しました。
壁をぶち抜いて、この変な礼儀正しさはルフィとの兄弟感を出しに来てるよね。ご愁傷様が言えなかったゲンさんとのやりとりを思い出す感じ。で、ルフィを見つけるもスモーカーに頭掴まれて地面に叩きつけられる。油断多いなぁ! 五億の首のはずなんだが!
ルフィ、スモーカーを思い出すのに間がある。
割としっかり負けた割には覚えられてない辺り、ライバルに成長させる気はなかったって感じはあるな。すぐ逃げるんで勝ち目ないことはかなり理解してるみたいなんだが。覇気設定が出るまではどれだけルフィが強くなってもスモーカーには勝ち難いって意味でバランスは取れてた関係だったなぁ。
スモーカーはアラバスタ編がピークってとこあるんで。
出くわしたら厄介な存在ってのはいい緊張感として物語のスパイスだった。そんな懐かしい光景。必死で逃げるルフィと言うギャグが成立した時代です。今、必死で逃げるときは本気で死にそうな時だからね。なかなか。そりゃまぁ仕方ない強さのインフレがありますから。
そしてエースは火。
陽炎と言う素直にカッコいい技名に加え、厄介なスモーカーを封殺できると言う説得力。出番少ないのにその出番が悉くイカす男エースである。メラメラに関してはほぼひねった要素がなくて、ある意味で手抜きなぐらいなんだけど、それがストレートに少年心をくすぐるわけです。
死ぬの決まってるし、楽に描いてる。
強さを盛ってもいいし、出番少ないからカッコよくなりすぎても問題ない。むしろルフィの兄としては素直に頼れる男の方がいい、ぐらいの肩の力が抜けたキャラが作者の思惑を超えて人気になりすぎて、死に様が大問題化してしまったと言う悲劇が後のあれだと思ってます。
それでもこれで良かったと思うけどね。
エース、好きですよ今でも。
やっぱり、あの死に様含めて、どうしようもないところを愛される男だと思う。本人はくいは残してない。海賊だからね、白ひげの偉大さに傷をつけてるようで、白ひげもやっぱりそのどうしようもなく男でしかない生き様にロジャーを見てたと思う。互いを海賊王にならせてやりたいと思ってる親子。そんな感じじゃないですかね。