ONE PIECE 第157話

“エース登場”を読み返しました。

 

ふう…

いや〜〜〜

まいった…

寝てた

 

食事と会話の真っ最中に寝て、砂漠のイチゴなる毒グモを食ったとかで騒ぎになるのが本編時系列場での初登場。2001年4月9日の1刷では背中のマークは鉤十字だった頃の彼です。メシに顔面突っ伏して寝てたんで、女性のスカートで顔を拭く。

 

で、スモーカーと顔合わせで引き。

 

情報量としては白ひげの二番隊隊長ってことと、弟を探してることぐらいしか明かされてないし、この時点では弟がルフィかどうか、白ひげが凄いのかどうかもわからないんですが、それでもエースの存在感は華がある。なんかこうオシャレよね。

 

上半身裸だけど。

 

見せびらかすような筋肉推しとかでもなく、この時点では誤字の入れ墨とか、別に白ひげのマークにしてもカッコいいとかではないし、飄々とした空気感だろうね。強者の余裕に中二心はくすぐられる。腰のナイフとか使うこともなかったけどそう言う戦闘スタイルもあったのだろうか?

 

この時点のスモーカーにはまだ強者の格があったのも大きい?

 

ルフィを捕らえる寸前まで追い込んだ男と、それに余裕の対応をできる大海賊の隊長、まさかねぇ、20年後には二人とも見る影がないとは思わないじゃないですか?  そもそも20年後につづいてるとは思ってなかったが、もちろん。

 

エースの活躍は次回へ引っ張りつつ、左腕。

 

ルフィがめずらしく音頭を取って、仲間の印を拳を突き出して円陣を組むこれは印象的であり、これやってないこの後のメンバーが仲間感ないって意見には一定の共感もある。

 

一致団結してひとつの目的に向かえてない。

 

おそらくこれ。

 

2年後は魚人島もパンクハザードもドレスローザも万国もゾウもワノ国も大きい状況に少数海賊が殴り込む感がない。だれかを巻き込み、仲間かどうか微妙なラインのキャラの力も借りてなんとか突破してる。10人足らずの力を集めて上手くいく場面じゃない、と言う物語の理屈は理解した上で、それがないと挑戦者感が減って初期のシンプルなカタルシスに繋がらなくなってるのは寂しい、って話ね。

 

結構、不自由してる。

 

まず最近、と言うかおそらくここ10年ぐらい?フルメンバーが揃って行動することがないってのもあるんで、ワノ国が終わってジンベエまで合流できればなんらかの区切りはつけると思うんだけどね。5年後に完結というなら最終メンバーを確認する意味で。便利すぎるロー辺りをどう処遇するかは気になる。

 

できることをやればいい

それ以上はやる必要ねェ

勝てねェ敵からは逃げてよし!!

精一杯やればよし!!

 

仲間としてなにをすればいいかと尋ねるチョッパーに先輩風を吹かせるウソップの言葉。ヘタレ気味ではあるけど、良いことは言ってると思う。精一杯やってるかどうかが読者にとってもキャラへの好感度の指標となっていくだろうしね。