そして綺麗に完結し過ぎている!
猥褻と品行方正、両極端なふたりの百合的友情マンガとしてこれは名作だったのでは? と思うぐらいにスマートな着地を決めて爽やかな青春物語だったような気さえする!
表紙カバー下は子宮なのに!
一番奥まで全部見たりしてるのに! と言う感じで、過激な下ネタとのギャップで、真面目少女がちょっと不真面目を許容して大人になるみたいな話がすっごく真っ当に見える構図を上手く使い切っての最終巻。こりゃ会心の出来。
正直、もっとこのふたりのやりとりを見ていたかったけれども、こう綺麗にまとめられてしまうと、名残惜しいぐらいでちょうど良かったかなとも思える。こっから先は別のマンガになる予感しかしないもんな、付き合う話。有害指定同性愛とかそんなタイトルで二部をはじめてくれてもいいですよ?
2巻までとの変化は意図的。
都城さんの非常識をベースに展開してきたコメディなんだけど、有害指定の名に恥じない影響力を八橋さんに与えていたって感じで、更生させる方とさせられる方が最終的に逆転するかのような、正確に言えばやっと対等の友達になっていく話としてちゃんとまとまってるのが凄い。構想通りなんだろうか?
よくノーパン少女からここへ繋ぐな。
親からもらったクリトリスよ!?
あまり強い言葉を使うな
こんなやりとりをしてるマンガなのに! スティックのりメーカーから怒られても仕方がないような話も収録されてるのに! お泊りに行って都城さんが自己処理するのも待つような男同士でもありえないようなあけすけな関係なのに! 大きい犬の方が賢いやつなのに!
いい話だった。
なんだろう。終わるのが残念ではあるんだけど、これ以上の終わり方もないから納得ってのを久々に見せられた。ありがとうございました。くろは先生の次回作を注目したいと思います。