ONE PIECE 第106話

“歓迎の町”を読み返しました。

 

グランドライン初航海。

 

いきなり雪が積もっていて、ルフィが雪だるさんを作った回。この世界における達磨ってどう言う位置付けなんだろう。ヒトヒトの実のバリエーションとして登場したりはしないと思うが、仏も実在の生き物扱いだからな。あ、でもこれ頭に樽をのっけてるデザインだから雪プラス樽で雪だるさんなのか? それなら見たままだからルフィの知識でも成立するな!

 

そこまで考えてたら偉すぎるな。

 

季節も天候もデタラメな航海の恐ろしさ、と言う話ではなく、まぁ不思議な海なんだよと言う冒険の話。入り口付近が特に荒れると言う設定はまぁパターンを考えるのが大変であることを含めて落とし所としては妥当であり、そして演出狙いで好きに季節を弄れる世界観と言う何気に他のマンガではなかなかできない便利さ。

 

季節の変化と時間経過に縛られない。

 

ONE PIECEと言うマンガの自由さはこれです。2年前と2年後と言う分け方はあるものの航海してる期間はあいまいにしておける。作者は調整が楽だし、読者も気楽に楽しめる。意外とヒットの要因のひとつかもしれない。厳密な時間経過ってのは破綻すると一気に物語への没入感を削ぐからね。使わなくていいなら、自由にしておいて損はない。

 

まぁ間延びした場合は辛いんですが。

 

ゾロはずっと寝てた。

 

初航海て右往左往してる間もまったく起きなかった、と言うのはウイスキーピークで一人だけ起きてる展開へのフリだと思うところだけど、まぁ全治2年のケガからそんな回復するような期間もないままローグタウンを通過してグランドライン入りしてるし、多少は安静にしててもね。

 

つーか2年後までケガは完治してないんだよな。

 

2年後のゾロがどうも本気出してない雰囲気なのは問題になるけど、そもそも2年前で万全だった時期がなく新たに怪我を多数追加してると考えるとミホーク戦後は一度もコンディションが整ってない男ということにすらなる事実。大剣豪の伝説として語られるな。

 

ウイスキーピーク到着、イガラッポイ登場。

 

ビビはともかくイガラッポイことイガラムは最初からそのつもりで作られたキャラだと思うんだけど、落ち着いて見ると潜入には向かなすぎる外見なんで、彼もノリかもしれない。

 

おっさん

かみ

まきすぎ

 

ルフィしかツッコミいれてない。この世界での外見評価ってかなり謎だよな。サンジのまゆげとかゾロぐらいしか言わないし、そのゾロの腹巻はほぼなにも言われないし、ウソップの鼻が初期より明らかに伸びてることや、ナミの胸の成長についてとか、腰が細くなってることとか。キリがないからか?