ONE PIECE 第149話

“RUMBLE”を読み返しました。

 

3分でチェスマーリモ倒す宣言。

 

フェアと言うより本格的に戦うのはじめてだろうから、有利を取ろうと言う発想がない辺りの性格の良さが出ちゃってるところ。そして同時にゾオンの説明回でもある。

 

貴様の形態はもう全て見せてもらった

……ドルトンと同じ

パワーファイターの様だな!!

 

獣型、人獣型、人型の三種類を示す図と共にそう表現される訳だけど、実際のところ、この世界だと人が鍛えるのが一番強いって感じなんで獣のパワーで増強って感じもなくなってるし、そもそも見た目でどうこうって言うほどパワーファイター以外のゾオンが出てない。結局、戦わずに相手の力量を測れるほどの判断材料にはならんのよね。

 

七段変形!

 

だがそこは少年マンガ。脚力強化、飛力強化、毛皮強化と見た目を変えるだけでも盛り上がるし、ルフィは嬉しさの限界を超える。仕方ないね。七段変形面白トナカイって単語が既にちょっと面白いからね。腕力強化で岩をも砕く鉄の蹄とかね。素直に少年を喜ばせるよね。

 

一気に見せちゃったので秘密兵器感がなくなったが。

 

この辺りはやっぱりチョッパーの経験不足というか勿体つける人間的な発想の欠如だと思う。頭脳強化、診断。よくわからんが凄そう、みたいだしルフィがビーム、光線とか言い出して世界観的にそこまでの技術が既に知られて存在してるの? みたいなギャグになっちゃったのもあるんだが。

 

チョッパーが光線を撃つのはいつかやってほしい。

 

実際のところ、フランキーの強化に冷淡な女性陣含め、ラディカルビームは標準装備で持たせてもいいんじゃね? って思うところはある。いや、コーラをエネルギーにその力を繰り出すシステムが小型化されてないんだろとか設定的に難しいんだろうって推測はできるけど。

 

チェスマーリモって四本腕を使いこなしてるよな。

 

ワポルに食われて合体した時は動揺してる風だったのに、しっかり大槌と戦斧を四本振り回す準備万端だし、技名も二人で揃ってるし、もともとコンビネーション強いタイプなんだろうとすると、実は合体したの脚が減ってて損してるまであるんだけど。

 

刻蹄桜。

 

顎が縦に並んでしまったのでアッパー一発で二人ともダウンと言う倒され方も弱体化してるじゃんみたいな話だったりする。人体の弱点をすぐに見切る医者ならではの攻略法! みたいなところをあんまり説明せずさらっと見せることで1話にまとめきり、疑問を抱かせることもないスピード感で初見の時は気にならないだろうけどね。

 

連載が長期化して読み返されると戦績としては地味?

 

チョッパーの対戦相手はどうもガチの強敵感が薄いので損してると言うか、一番出番のあるゾオンがそれだから全体に割を食ってると言うか。まぁヒトヒトの本領発揮はモデル判明みたいなネタがありうるので、これからな気もするんだけどね。