ゲームプレイ日記 バイオミュータントクリア

普通こういうのって確認取って確定させるものなのでは……?

 

開発元とローカライズのコミュニケーションが取れてなさそうな具合が露呈しているゲームですが、この選択自体はジョークなんだろうと思うので直しの優先順位は低かったのかもしれない。エンドロール見てるとかなりの言語で吹き替えられてるんだけど、海外メタスコアも軒並み低いので日本版がどうのこうのではないんだろう。

 

……純粋に文章が下手なのでは?

その一端が見えるのがこのナレーター。

 

なにについて喋ってるのかわからない上に、心臓?殴りが一瞬で終わってしまったので訳がわからないというボス戦。この直前まではちょっとイイ感じにロボでバトルしてたんだけど最終ギミックがあっけなさ過ぎて困る。

水中のカメっぽいヤツ。

 

どれもこれもなんだけど微妙にマヌケなデザインで怖さがない。それはたぶん狙い通りなんだろうとは思う。この世界を構成する一部として倒した後もなんかマップ上には残るんだよね……生命の樹の根っこを食ってるからワールドイーターって世界を壊すヤツなんだけど、それさえも許そうみたいな……。

で、四体のワールドイーター、全トライブとの決着をつけラスボスはルパ・ルパン。

 

なんで再戦? って辺りの説明がない。そもそも前のスクショで見せた通り、拘束状態になってたんだからトドメ刺せるなら刺してたわ、ということで二回目を倒してトドメを刺したら、世界は滅びて宇宙に脱出してエンド。なんか長々と言ってたけど、まったくストーリーじゃないと思う。

 

一般論並べてるだけー?

 

なんかこう架空の舞台で心理テスト受けてるみたいなゲームでした。クソゲーというには惜しい要素は色々とあるんだけど、制作者がやりたかったことはプレイヤーの内心の光と闇を暴くことにあるみたいなので仮にきっちりとローカライズがわかりやすくなってもたぶんその印象は変わらないと思う。

 

ケモノたちとの交流とかはマジでないです。

 

景色も最初は珍しいんだけど、段々とコピペ感が強くなるし、仲間とのドラマとかも別にありません。サイドクエストでこのキャラはこういう人物なんだって掘り下げも特にない。ただ主人公が光か闇かで反応が変わる人達です。使いまわしの文章が多いしね。何度も何度も同じセリフを聞くことになるので、途中でナレーターの頻度落としますか? とか聞かれるぐらい。

 

わかってるなら、そこを改善しろよ。

 

世界に愛着を持たせればこそ、世界を救うか滅ぼすかという決断に感情移入できるってもんなんで、環境汚染で人間が滅びた世界でケモノが世界を滅ぼしたからってどうなんだとしか言えない。母の仇についてもプレイヤーキャラが記憶を取り戻す流れがなかったので、感情が薄い。復讐されたくて主人公を生かしたルパ・ルパンを殺したから闇なの?

 

メチャクチャ安くなったらプレイしてみてください。

 

たぶん最後までやる気にはならないと思う。もしハマれる人がいるなら、その感想は読みたいですね。一般的な意味におけるクソゲーとは別の意味でじわじわと辛いゲームです。少人数で好きなものを作った、って制作者は自慢げだったけど、時間をかけてこれ作っちゃうのは……やっぱ大企業で客観的意見を求めた方が良かったんじゃ……というか大企業で作りたいものの企画通らなかったのが予想できるぐらい文章力がない事実を晒すのはなかなか残酷な現実だと思うんだけど、周りの人は止めないの?