ONE PIECE 第2話

その男“麦わらのルフィ”を読み返しました。

 

コビー、アルビダが登場。そして悪名高いロロノア・ゾロの名前も出てます。この悪名って具体的にはなんだったのか。バロック・ワークスの勧誘を蹴って斬ったことなんですかね?

 

ゾロの過去。

 

とくに三刀流になってから海賊狩りやってる時期の話は謎が多い。方向音痴なので海を彷徨ってて出会った海賊を片っ端から斬ってただけでも大概評判は悪くなるだろうけど、賞金稼ぎキャラか結果的にほとんど登場することがなかった22年後の現在から見ると、ゾロくらいの腕利きなら東の海の英雄じゃね?

 

コビーは魔獣のような奴とか言ってるし。

 

なにかはやらかしてる。

 

それはさておき、アルビダの船で雑用してたコビーと、渦に巻き込まれてタルで流されて運よく生きてたルフィが出会う話。ナチュラルに金棒ぶん投げて木造の倉庫をぶっとばすヤバい女海賊のもとでうっかり2年も働かされてたという経緯を聞くわけですが。

 

お前 ドジで バカだなーっ

そのうえ 根性なさそうだしなー

おれ お前 キライだなー

 

ルフィのセリフは読者の思うところと一致。このセリフ回しもキャラが完成してればこそですね。別にルフィは無条件に人助けするやつじゃなく、あくまで根性見せるやつに手を貸すだけ。物語のスタンスが固まってる。

 

ゴム人間の打撃無効能力を見せつつ、偉大なる航路という目的地を提示しつつ、そのための仲間集め、と冒険の指針を無駄なく展開してる2話の完成度もまた高い。こっちが1話でも成り立つぐらい。

 

なによりコビーとアルビダ。

 

この時点では捨てキャラとしか思えない2名共がまだ物語上で役割を残しているかもしれないと思わせる状態まで持っていく辺りが凄いよね。コビーの見聞色とスモーカー辺りが組んで二対一でもルフィといい勝負して欲しいと思ってる。

 

アルビダは、わからんのだよね。

 

まずアルビダってなんで海賊やってんだろう。

 

金棒振り回す腕力とイカつい容貌が女海賊に落ち着かせた、まではビッグ・マムの超小規模版としてわかるけど、スベスベを手に入れてルフィを追いかけてきた、以降はなんかバギーのとこに落ち着いてるのはなんでなのか。

 

バギーの女になった?

 

けっこう微妙なんだよね。宝に執着する欲望むき出しのバギーだけに、欲しいなら海賊団に女を入れてたと思うし、シャンクスとロジャーも男だけ海賊団な感じなので、なんかその辺は哲学があるんじゃないかとか。

 

アルビダに女は見てないんじゃないか。

 

スベスベの実の入手も含めてはたして読者が思うほど無意味なキャラなのか。なにか驚きの展開があってもいいような気はする。

 

それこそルフィの母親とか。

 

ドラゴンの趣味がとんでもないことになるか。でもあの人、革命家の癖に子供作って育てもせずカマバッカにいたり、なんか色々と変なんだよね。ガープとルフィを考えたら常識人じゃないのは間違いないと思う。