あけましておめでとうございます。
1月1日なので、と言うわけでもなくブログタイトルの意図と1000回分は軽くネタが確保できるのでROMANCE DAWN 冒険の夜明けを読み返しました。
何年ぶりか。
原作を買いはじめたのは黒い表紙がカッコよかった6巻の平積みを見たとき、それははっきりと記憶にあって、その時点で人気作であり、読んではいなくてもゴム人間が主人公みたいな基本情報はもう耳にしていたので最初はさらっと読み流したのは間違いない。
今でこそ完成度の高い1話であることは周知の事実ですが、20年前、正しく少年だった頃の感想としては意外とルフィの活躍しないはじまりかただなと言う印象だったような気がする。
ゴムゴムの実はこのエピソードにおいて完全に脇役。
カナヅチであることの説明さえ成り立てば別になんの実を食べようが話になる。そしてエース死亡後の回想までルフィの過去編はこれ一本でほぼ待たせた事実。ゴムゴムの実のギミックの面白さは2話以降に回しても大丈夫という確信がなければこうはならない。ありえないほどの構想を固めて連載に挑んでるのが読み返すとわかる。
ルフィとシャンクスのキャラ立てを怠らず、シリアスとコメディを両立する小気味いいテンポ。まさか22年も連載して完結まであと10年ぐらいは読者も覚悟するような作品になると思っていたわけではないだろうけど、年月を経たからと言って話の起点としての意味を全く失ってない辺り売れるべくして売れてると言わざるを得ないと思う。
少なくとも路線変更はない。
冒険の夜明け。
そして今も冒険はつづいている。黄昏は訪れていない。富、名声、力。この世のすべてを手に入れた男が尾田栄一郎、ONE PIECEはONE PIECE(原作)みたいなメタオチでも成立しかねないぐらい巨大な作品になっても次の島という楽しみを失わない冒険ロマン。結末まで追い続ける価値はある。
あらためてそう思った。
アニメは年明けからカタクリ戦決着へのクライマックスなので普段見てない人もスネイクマンのお披露目回ぐらいは見よう。東映もきっと本気出してくれるはず。はい、ただのファンです。