バイオミュータントの文章の読みにくさを実例で語る

こちらがスクリーンショットになります。

 

まず一文が長いのはわかると思います。

 

では読んでいきましょう。

 

『グープ』(画面中央のウェットスーツを着た二足歩行のラッコ風キャラ)

 

まず字幕としてはこれこの人のセリフですよ、という部分ですね。

 

余談としてキャラ紹介。主人公が幼いころに泳ぎを教えてくれたという人物です。教えたと言っても放り投げただけですし、このゲーム、基本的に泳げません。昨今のオープンワールドでは当然のように達者な泳ぎを見せてくれるプレイヤーキャラですが、スタミナのつづくかぎりもがく、というモーションなのは可愛いかも知れません。ただ、この世界のサーフ(海)は汚染が酷く落ちただけで死ぬ場合もあります。

 

『グープは、ギズモがグーグライドにキャノンを装備したと言っている。』

 

目の前で喋ってるんですが、『グープは』の部分でまず冒頭のセリフを喋っているキャラの部分が重複しています。『ギズモ』はここにいないキャラの名前『グーグライド』は画面奥にある水上を走る乗り物、水上バイクみたいなものを指しています。で『キャノンを装備したと言っている』が伝えたいことの内容です。

 

わかりにくいでしょう?

 

グーグライドにはキャノンが装備されている。

 

あえて単純に書くならこれで十分です。

 

『それは弾薬の代わりにクアックを飛ばすものだ。』

 

キャノンからは弾薬ではなく『クアック』を飛ばす。これはまぁわかるとは思いますが、まわりくどいですね。しかし、弾薬の代わりの『クアック』がこの直前のクエストで拾ってきたお風呂に浮かべるアヒルのオモチャなのでプレイヤーはイメージできないので混乱します。それぶつけて強いの?

 

で、ここまで書いといてなんですが、実を言うとこの文章は間違っていて、クアックは飛ばさないのです。実際にはグーグライドの後部からポトポト落とす感じです。キャノンがどこについてるのかプレイしててよくわかりませんでした。

 

グーグライドにはクアックキャノンが装備されている。

 

もうこれで十分でしたね。

 

『用心深いポーキーパフはキーキーとうるさいそれに注意を逸らされるから、その間に準備ができる。』

 

で、結論がこれです。『ポーキーパフ』はボスの名前です。『キーキーとうるさい』は嘘です。キーキーなんて音はまったくしません。なんなのこの文章。ここまで説明すれば、クアックキャノンは、オモチャのアヒルを落としてボスの気を惹くデコイ、って感じなのはゲーム慣れした人ならまぁわかるとは思うんですが、キーキーなんて音が実際にしなかったり、ボス戦の途中までクアックキャノンが使用可能にならなかったりするので、プレイ中は混乱の極みでした。

 

このゲーム、ほぼすべての文章がこの調子です。疲れるでしょう?

ということで、ボスと戦いました。

 

グーグライドで浮いてる機雷を引っ張って起爆してぶつけて、ある程度ダメージを削ったら水中から折って来るんでクアックキャノンで上手く気を逸らし、膝と額に出来たオデキみたいなのを射撃して潰してダメージを与えるのが第一段階。地上に言ったらひたすら攻撃してくるのでそれをかわしながら射撃をたたき込むという感じですが、クソ苦戦しました。内容を理解できてないねん!

滅びた人間の文明に適当な名前がついている。銃とか『チューチュー』って言われたりするんだぜ? わかるかよ! 『チュガチュガ』はたぶん電車! 線路は線路……線路? 電話ボックスとか黒電話とか洗濯機とかもそれぞれ名前があって(覚えきれない)そのの電源を通電させるパズルがあってそれを探さないといけません!

 

……疲れる。

 

ポケモンが11月1月発売って露骨に12月を開けたので、ドラクエ12が12月? 2021年12月12日(日曜)!? とか思ったんですが、そうではなかった。じゃあ12月にゼルダですか!? ……マリオパーティ続編の予感がしますかね?