ONE PIECE 第207話

“悪夢”を読み返しました。

 

ねー聞いて あたし達の銃弾は

 

衝突し破裂するスンポー!!

 

Mr.7ペアのスマッシュと言う技? よくわからないが二人のモーションが揃っていて、射撃のタイミングが合っているので、カエル弾とサイコロ弾の速度差で破裂? つまり散弾になる? 普通にショットガンじゃダメなの?そもそも二丁拳銃なりで、1人で出来ない?

 

銃使いのキャラって意外と貴重なんだよね。

 

銃そのものはONE PIECEにおいて普通に出てくるし、その威力も当たればきちんと効果を発揮するんだけど、にも関わらず、凄腕ガンマンみたいなベタなキャラはまだまともに戦っていない黒ひげのとこのと、ヤソップとぐらいしかいない。

 

あえて温存されてると思う。

 

狙撃手と言う役割が、数える程の狙撃シーンのみしかないのに初期構想から存在するのは大ネタがあるからだろう、ってのはこのブログのどこかで書いたと思う。その意味でONE PIECEらしいトリッキーなギミック持ち銃使いであるMr.7ペアはバトルマンガにおける銃撃戦を尾田栄一郎がどう描こうとするかと言ういいサンプルになりそうなんだが。命中率の高い銃使いはやっぱりバトルマンガと相性が悪いんだろうなと言う話に落ち着く。

 

ゾロは食らう。チョッパーは変形で避ける。ルフィのゴムだから効かないの意味を維持する意味でも、銃の威力を小さくできないこのマンガにおいては当たらないのはキャラの格を下げるし、食らって効果がなくなるのも問題。そんなわけでモブキャラ以外にはあまり持たせられない武器になってる。

 

ヤソップとヴァン・オーガーに期待。

 

ウソップとどちらが戦うかで言うと親子対決も悪くないし、敵討ちも悪くないんで。とか言うとこの2人が先にぶつかるのが必然みたいになるけど狙撃手対決は一発ネタだと思うんだよね。それこそメタ的に言うとウソップがろくでなしの海賊オヤジであれ親を殺すとは思えないのでヤソップが撃たれて死にそう。親子対決の最中に黒ひげの襲撃で不意打ちかなぁ?

 

孔雀一連スラッシャー逆流。

 

乳首からビービーって引っ張って出してた武器でしたが、Mr.7ペアを倒すビビの活躍シーン。技の原理とかはわからない! 画面がカッコ良ければ良し! とは言え小指であんな長い武器を振り回せる王女はアラバスタ指折りの戦士だと思う。上からくる相手の攻撃をとっさに避けて、さらに撃とうとする2秒の攻防、敵も雑魚じゃないし、対応するビビはとんでもない。

 

この山場の裏で地面に落下するサンジ、その後のゾロとチョッパーがそこそこしっかり落下ダメージを受けてるって流れの後にギャグ落下で地面に穴開けてるMr.7ペアは普通に生きてるけどな。

 

そして砲弾は時限式。

 

前回の啖呵とは裏腹に毒で動けないルフィにとどめを刺さないクロコダイルが周到な作戦を嬉しげにコブラに語ってるのはまぁちょっと油断が過ぎるよね。まぁ相手に絶望をとことん与えたいって嗜好は一貫してるんだけど。

 

…………どうしようもねェ事なんざ

世の中には腐る程ある…!!!

 

この辺りが本音。周到な作戦を立てるのも、腐る程あったどうしようもないことで折られているからなんだ、と言う挫折者故の慎重さなんだろう。白ひげに負けたって辺りに関してはそらあんた勝てる人が作中にほぼいないよって話なんで評価が難しい話だが。