ONE PIECE 第140話

“雪の住む城”を読み返しました。

 

仲間になってくれ!!

頼む!!!

ばあさん

 

ルフィが誘ったツヤツヤの130代、サンジもレディ扱いを忘れてババア呼ばわりし即座にのされる。強さは確かに華の時間なのかも知れない。全盛期はバケモノ級に強かったとか設定が盛られても納得する。そんな感じでドタバタしつつ、話はチョッパーとナミへ。

 

う…!!

うるせェなっ!!

に…人間なんかにお礼を言われる筋合いはねェ!!

ふざけんな!!

コノヤローが!!

 

聞こえる、大谷育江ボイスが聞こえる。そんな感じでもうすっかり初期人間にどんな声をイメージしてたかすらピンとこないチョッパーお約束の隠せてないテレ隠し。海賊への興味もやっぱり隠せてなくて、だいたいナミに察せられる。

 

…でも

…じゃあ

あんたも来る?

 

なんだろこの素敵な笑顔は。船に医者が乗ってくれればすぐ出航できる。ビビのために、と言う意味ではチョッパーを利用する流れなんだが、一切の裏を感じない女神である。チョッパーが人間の少年だったら落ちてなきゃウソだ。

 

感心しないねェ小娘…

あたしの居ない間に許可なくトナカイを誘惑かい?

 

…あら

男をくどくのに

許可が必要なの?

 

ナミさんの恋愛経験ってどうなってるんでしょうか? 8歳から海賊専門泥棒やってる訳で、まぁそこそこ男を口説いて騙すような手口もやってたと見るべきなんだろうかね。峰不二子みたいな貫禄だもんね! まぁ峰不二子峰不二子でどうもルパン以外にハニトラ成功率が低い気がすると言う辺りが逆に可愛げになってるところもあるけど。

 

チョッパーの過去を語るくれは。

 

医術の全てをたたき込んだと豪語するくれはがナミにそれを語るのは青っ鼻で親に捨てられ、ヒトヒトの実を食いトナカイでも人でもなくなった心の傷を癒す仲間を見つけてやりたかったと言う親心なんだろうけど、この流れだと別の意味で男にしてやればいいと思ってたフシもあるように思えるな。ルフィの気質までは読めてなかっただろうし、ヒトの属性で恋でもすればいい、とか。

 

どっちに気持ちが向くんだろう?

 

アイデンティティがトナカイなのかヒトなのか。

 

ヒトヒトで本来のトナカイより賢くなってるはずなんで、悪魔の実には意思みたいなものがあるんじゃないかと言う話と合わせて結構重要なテーマになりそうな気もするんだが、チョッパーのマスコット化に伴って割とうやむやになりそう。ミンク族まで出て来るともう重要性が低くなると言うか、ヒトって区分がかなり怪しいからなぁ。

 

雪の吹き込む城の入り口には雪鳥の雛。

 

ルフィとサンジはそんな小さな命を守ろうと怒るチョッパーを見てらやっと二足歩行と喋ることに気づき、仲間にしようとする。しっとりとした話のようで非常食だし面白トナカイなんだが、Dr.ヒルルクの名前が出て物語は一気に進んでいく。