“伝説は始まった”を読み返しました。
海賊か………
それもいい…
ルフィの父であるドラゴンの第一声からスタートする100話目。手配書見て、偉大なる航路目指すならローグタウンだと慌てて駆けつけたとか考えると可愛いお父さんですね! それもいい、ってアンタ息子から存在すら認識されてないがそれはいいのか?
ハデゴム悪運野郎。
バギーが落雷に打たれてもコナクソで生きててまぁハデゴムとある意味で評価にしてる辺りが好き。直後にスモーカーにアルビダもろとも一網打尽に捕まって監獄弾とか言う能力者用と言いつつ登場機会の少ないアイテムでこの通りになるのも好き。ホワイト・アウトは覇気の後だと捕縛技として機能しないのが哀しいが。
モージ、メリー号燃やすの失敗。
マッチで火を点けるのはそもそもどうなの。バギー玉一発貰ってくれば即座に吹っ飛ばせただろうに。そしてずっこけて終了。ヘルメットらしきものを被っているのに後頭部強打で失神。この部下を許してるバギーは優しすぎない?
ゾロ対たしぎ。
ロロノア本人でありながらとぼけられてた、からかってたんですね、と怒り心頭ですが、名の売れた賞金稼ぎなら海軍的には協力者の一種なんで顔ぐらい把握してろとか、海賊ならそら自分から名乗らんわとか、たしぎのトロさの問題な気もする。
で、パクリ女に。
ここはラブコメチックなんだよなぁ。死んだ幼馴染と同じ顔で同じようなことを言う、ケンカになる。もう恋がはじまるしかない、ぐらいの勢いなんだが。もちろんはじまらなかったし、この関係性の意味もそこまではなかったのだった。くいなの顔じゃないたしぎレベルの海軍剣士キャラを配置した場合すぐ斬り捨てられて追っ手にならない、ぐらいの理由はあるけれども。
スモーカー対ルフィ。
自然系悪魔の実ながら煙なのでそれ自体はダメージにならない。ガスガスを考えると捕縛より呼吸を奪う方が強そうとか今なら色々思うけど、サンジをザコ扱いし、ルフィを即座に捕まえる初見殺しとしては強いよね。
ドラゴンの手助け。
で、ピンチに駆けつけるお父さん。助ける必要があれば助けるつもりで様子を見てたんだろう。革命家やってずっと放置してた息子に一回ぐらい父親らしいことをしたかったに違いない。うん。この当時は謎の男だったんでルフィを助ける理由もわからなくて、敵か味方か? って感じの盛り上がりポイントだっただけに印象が相当変わってるよな。
フフ……
行ってこい!!!
それが お前のやり方ならな!!!
なぜ あの男に手を貸す!!!
ドラゴン!!!
男の船出を邪魔する理由がどこにある
このスモーカーとのやりとりとか、なんかもう恥ずかしいもんね。ガープの孫として海軍に入るとかが船出だったら止めたんじゃないかとも思うし。海賊なら世界政府側として対立することもないからお父さんいいと思う、ってことでしょ? やっぱおれの息子だし破天荒に生きてくれてうれしい、みたいな。
ドラゴンが父親って設定いる?
判明してから結構経つけど、会うこともあるんだかないんだか、革命軍との繋がりはイワンコフとサボで十分だし、どっかで死んでもルフィの感情を揺さぶる要素ないし、どうも持て余してる気が。重要な意味が付与されるのはこれからなのかな?
そんなこんなで進水式。
サンジが言い出しっぺ。オールブルー、海賊王、大剣豪、世界地図を描く、勇敢なる海の戦士になる、初期五人の目標を確認して偉大なる航路へ。すごい密度で盛り上がって読んでたが、二十年経ってもひとつも達成されてはいないとは想像もしなかったぜ! まだ楽しめるとかヤベェな!
12巻に突入。
そしてここからラブーンとの出会いを経てアラバスタ編。読み返したらこの巻でウイスキーピークまで行ってるからね、早い早い。色々と20年回収されない問題の多さをネタにしてるけど、面白いのは間違いない。読み始めると一気に行くからね。この密度は今も色褪せない伝説だと思う。