明智光秀は爺キャラの方がそろそろ納得がいく信長の忍び。

信長の忍び19巻が出てて石山本願寺との戦いが終わってた。

 

マンガ的には明智光秀を追い込んでいく流れの中で佐久間信盛の追放が山場ってことになるんだけど、読んでて感じたのは対カルトって視点だったりした。天下統一には厄介だけど信者の制御のために残すしかない判断だったって部分に妙にリアリティを感じるというか。

 

現代日本において政治と宗教の癒着がどの程度のものなのかってのはネットの情報だと深刻なようでもあるし、でも結果的に言えばこうして露見するまでは違和感程度のもの(金銭的現物はあくまで信者とカルトの間の問題)でもあるし。なんとも判断しづらい。

 

このマンガでは顕如が面白人物として描かれてて、割とマンガ的にも長くネタを提供してきたキャラなんで切なさすらある訳だけど、実際にカルトに属してる人からすれば教祖はそういう存在であるのかもしれなくて、もし仮に潰すことを決断するとすれば、その政治家は自分が撃たれる側に回る覚悟がいるんだろうなという感覚は、これほど明確にバカバカげたカルトでさえ規制しづらい理由のひとつなのかも、とか。

進行的には3話、やっと自由行動感がでてきたところ。

 

通り過ぎたけどレベルが上がったら戦えるところ。かなり大量のHPを削ることを前提としたバトルシステムの割に経験値少なくてレベル上がりにくくないってなってる感じ。ポンポン上がるとそれはそれでバランス悪いんだろうけども。

仮面付けた敵は全員老人? みたいな感じ?

 

これネタバレか? いや、まぁ状況的に見ればすぐにわかることではあるんだが、10年しか生きられない戦うことしか意味を与えられてない若者対それを使って生きながらえてると思われる老人組織という構図そのままだと露骨ではある。ただ敵が老獪ってことはなく小物な辺りあんまり精神的に成熟した組織間はないんだよなメビウス。まだ序盤の敵だろうからってのもある? でも最初に出てきたヤツからして言動がガキだしなぁ……幕間のやりとりも子供っぽいんだよな、どんでん返しがあると思う?

お楽しみ中はお楽しませるのが大人ですか?