ヤソップはさぁ……。

ウソップの前に出てくるときは勇敢なる海の戦士でいてくれよ?

 

捨ててきた息子との再会にビビってる、というキャラ付けで親子感を出すのはわかるんだが、母の死すら看取らなかった父を欠片も恨んでないウソップを幻滅させるような父親として再会するのは尾田栄一郎がそう描こうとも連載を追いかけてきた読者のひとりとして許せない! 割とガチで! ということで一ヶ月の休載を経てワンピース最終章スタート。

 

シャンクスが近くにいた。

 

バルトロメオが旗を焼いた件の意味はここでシャンクスと話し合うことで「黒ひげだけは先に倒しておく同盟」みたいな合理的だけど少年マンガ的につまらない展開にならないようにするためだったんですね。実際、バギー含めて黒ひげは先に潰せるなら潰せるのが上策過ぎるからな……白ひげシンパって意味でも共闘できるし、能力者狩ってる時点でもう絶対的に敵だし。

 

このことでシャンクスの死亡フラグが立ち気味なんですが。

 

サボが革命のシンボルになっちまうしビビは行方不明、そして世界情勢を描いてる関係で連載再開なのに麦わらの一味出てこない! 焦らすぜ! と言いつつまぁこれ緑牛次第ではいきなり対海軍で全面的に戦うことになりかねないよな……そうでもしないと世界政府側にいるであろうベガパンクとかの登場が遅くなるからそうなるのか? 構成の組み換えがどうなっていくのか。

 

少年探偵団は増やせない……100巻超えて殺人現場に慣れた子供を増やしちゃ普通にダメだろというような対談の内容は独特の温度感だった。こうやって読むと尾田栄一郎って前のめりである……一発屋(自称)だからだな。アニメ絡みの話が多いのは映画プロモーションも兼ねてるだろうからそうなんだけど、連載終了後はアニメと劇場版ワンピースの監修して本編の隙間を埋めていくのかも、とか思ったりした。

 

もちろん完結時に名作としてゆるぎない地位を確保してれば、だけど。

ジャンプの巻末を見てて、遊戯王追悼コメントが並んでて、そりゃそうなんだけど、あの事件ですっかりその死が飛んでたなと思ったりする。結果的にあの政治コメントも不思議な因縁という形になっててオカルトめいた要素のひとつになってしまった。