魔法陣グルグル2 DLCでマップも未来もデカくなってた12巻

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とっくにRPGパロディでもなくなってたけど!

 

メッセージツッコミはかなり減ってるからなぁ。

 

しかしパリィなんて昔はなかった単語が出てくるとちゃんとゲームネタとしてのアプデは行われていたんだと感じる。まぁあれよね、勇者より魔王と百合展開も時代の流れよね。

 

なんやかやでタテジワネズミが遂に魔王。

 

デキルコと元魔王とククリの争いにならないようにスケープゴートとして登場した感はあるが、こいつら喋ってるだけでギャグになるし、レイドを振り回したり、ちゃんと世界征服はじめたりして今までで一番魔王らしいかもしれない。苦節25年このくらいの出世は、え? リアルタイム?

 

そんくらい経ってるか……。

 

つーかグルグル2も地味に1に迫る長さのストーリーになってて、そりゃ続編はボリュームアップするものとは言え時の流れを感じたりします。そしてなんだか、しっかり新たな冒険してたりして作品の流れが心の問題的なところから回帰してるのも感じる。

 

呪い回避のための新たなグルグル。

 

ちっちゃく描く。逆転の発想と言うより、ある意味で魔法陣のデザインとミグミグ族の踊りからスタートして画面映えとククリの可愛さが受けてきたこのマンガにおいては強みを捨てる系の技なんですが、結果的に元魔王の呪いとの対決にシフトして絡みが増えたので良し、なのか?

 

最初から知らんオッサンと旅している。

 

パーティのひとりが消えて知らんオッサンが加わってしまう呪い。現代のRPGにおいてもこれほど嫌な呪いはきいたことがないな! そしてキタキタおやじって主役マンガまであるのに未だに知らんオッサンの域にいるの凄いな! こんだけ長期シリーズで読者の前にいりゃ愛着を感じそうなものだが、常にウザさが勝ってる。

 

へぼん

 

もうなにも信じられない音。魔王が去る時のワープの音がショボかったら、言われてみれば確かに相当のガッカリ要素である。この擬音はさっそくオチにも使われる強さを発揮してる。

 

で、どこに向かってるんだろう?

 

割と新たなマップに新たな冒険で、セイフクンチョに向かうのか、ククリと元魔王のふたりで完全なグルグルって方に行くのか、レイドが本当に魔王になるのか、先の展開が読めない混沌とした状況になってる。デキルコどうすんだろ。そして流れでまたパーティ離脱させられる勇者は展開に関われるのか?