“万物の霊長”を読み返しました。
もう頭きたぞ ナミの奴っ!!
ああいう奴には精神的攻撃だ!!!
もうムシ!! ムシムシ!!
表面的な事情を聞いたウソップは船さえ取り戻せればいいと言う結論に達する。ヘタレキャラ故の常識的判断。だが、島流しにしたゾロが捕まってるのでそうもいかないと言う条件からのスタート。
ゾロは半魚野郎とか言ってた。
その言葉には過敏な反応を示すアーロン曰く、魚人は人間の進化系らしいんだがどうなんだろうね。そもそもミンクとか悪魔の実とか種族が混じるタイプの人々が結構いるし、人間自体も巨人から小人までいて、人間の範疇をどこに持ってくるか今となってはわからんところ。カタクリの裂けた口の件とか、魚人っぽさはちょっと必要以上に忌避されてるのなんだろうと思うよね。
魚人と人間のカップルいたっけ?
マムの旦那には魚人もいた? 魚顔はあんまり記憶にないな。カタクリは三つ子だったかでオーブンとダイフクは人だから違うんだよな。思い出せないけどこれだけ雑多な人が出るマンガであえていないなら物語的に意味があることなのかもしれない。
そんな魚人たちの中で幹部のナミ。
人を捨ててるかと思えば挑発して海に飛び込んだ人一人見殺しにできない。ゾロがナミという人間を見切ってる描写なんだけど、魚人と人間の間の隔絶があるとすればまた違う意味も出てくるかもしれない。種族主義で完全に区別できる発想がそもそも相容れない生き物だとすれば。
アーロン帝国はどうなんだろう。
ぶっちゃけ大暴れしたらいずれはジンベエがけじめつけにくるだろみたいなところはあるよね。それこそロジャーも白ひげもマムも確実に関係してる魚人島で育ってるんだから東の海をいくら支配したって戦いにならない相手がいることはわかってるだろうに。
アーロンの本心はどこにあったんだろうか。
はっちゃんはやり過ぎたことを謝ったりしたわけだけど、人間への復讐心は果たしてルフィとの戦いで折れたのかどうか。五皇とか呼ばれるようになった男に敗れたことをどう受け止めてるのか。読み返しながらちょっと気になったりする。