裏表紙の方はとんでもない顔なので書店で見よう!
綾乃対唯華、インターハイ準決勝決着。
物語の流れ上、どう考えたって勝敗は決まってるんだけど綾乃をすっきりとは勝たせないと言うか、全体的には志波姫唯華のキャラにフォーカスを当てて負けさせた印象。
コニー対津幡路も合わせて三強の終わり。
三強と言うくくり自体は漫画的な意味で因縁の薄い相手の強さを示す記号だった訳だけど、益子志波姫としっかり掘り下げて負けさせたことで時代の終わりと、それを打ち破る天才の構図へと持っていくのは上手いなぁと思った。
そして負けた方が可愛い問題。
綾乃はもちろんコニーも荒々しいし、その母親もそれを見て悦んでてヤバい。本当に異物と化す状況が他のキャラの冷静さと相まってマジなのかギャグなのかわからなくなってくる。
母親のタンクトップの肩紐を掴んで詰め寄る娘!
すごい絵だよこれ。
勢いしかない。
アニメでカットされたもうひとりの娘の方は有千夏の病気について知ってるんだろうか? とか気になりますが、綾乃の感情が爆発してなんかお母さん死ぬの確定された。すげぇ迫力なんだけど、もうセリフが突っ走りすぎて何言ってんのかわかんねぇ。会話も噛み合ってない。かつて声が小さくて聞こえないとかキャラ付けされてた子が一夏でこれとは!
コニーの方もやさぐれマックス!
この三角関係のテンションで決勝とかどうなんだよ。と思ってたらなんかさっぱりしてはじまったりして緩急が相変わらず唐突なんだか、女の子って爆発したらスッキリするよねみたいな話なのか。
このままエピローグに向かいそう?
とかちょっと思ったけど、まぁこの作品が目指してきた綾乃対コニーの決戦をそうアッサリ終わらせられたら読者も困るのでここから試合でどう揺さぶってくれるのか楽しみです。いや、作者この乱高下する物語をどんなテンションで描いてんだろと心配になるけどね。
頑張って欲しいです過去最高の盛り上がりへ。