ONE PIECE 第24話

“偽れぬもの”を読み返しました。

 

ウソップを喰っちまったとゾロが冗談を言ったらナミがウソップ海賊団3人から鬼ババアあつかいを受ける導入。一般的には美人、年齢的には美少女でも通るはずなのに一目でナミの業突くキャラを見抜くとか慧眼すぎじゃね?

 

ウソップをなんだかんだと慕う人を見る目。

 

なぜか恋するワンピースの方で凄い有能集団に描かれるのもわかるな! わかるか? そうか? おせっかいでしきり屋でホラ吹きなとこが好かれてる。そんな微笑ましいギャグを飛ばしつつ病弱なカヤを元気づけるために作り話をするいいヤツと言うキャラ付けを納得させてます。

 

普通なら下心ありと思うとこだが。

 

一年通いつめれば純愛かもしれない。この辺は恋愛要素を描かないこの作品の縛り故にウソップ側の感情はあくまで推察の範囲でしかないけど、まぁ親を失ったもの同士のシンパシーはあるだろうけど、可愛くなかったら通いつめはしないよな。もうちょい素朴な外見の女の子だった方が話としては素直だけど、クラハドールの過剰反応の説得力が変わるか。

 

で、キャプテン・クロ登場。

 

執事クラハドールと言う偽装キャラ。海賊を否定する元海賊なのは徹底されてて、あとウソップを煽るところでしっかりと根っこの邪悪さも見せてる。構図としてはウソつき対ウソつきなんですよね。ウソップが罪のないウソだとすればその逆であり、そして上手でもある。殴らせてやるわけですからね。

 

カヤに恋愛されると相続が面倒だから。

 

しかしクロがさっさとお嬢さまに手を出して落としてりゃ話ははじまらなかった。という点は気になるところ。長期計画で両親が死んだのが偶然と言うならそれが一番手っ取り早い方法だったろうに。女が苦手なのかな。

 

ONE PIECEの海賊、女苦手勢多すぎ問題。

 

いや、まぁ上位勢は描かれないだけでやることはやってそうだけど、得意そうなのドフラミンゴくらい? クロコダイルはイワンコフの握る弱みのせいでよくわからんとこあるしな。女イワンコフに惚れて醜態を晒したとかだったらまぁ得意でいいと思うが。あれかなり上級者向けの女だし。白ひげは得意でいい。カイドウはわからんよな。マムが苦手な時点で、いやアレが得意な男とか傑物過ぎるか。

 

麦わらの一味に絞ってもゾロもアレだしルフィは不得意じゃない程度、サンジは逆に不得意、フランキーはまぁ普通か。近づいてくる女がその時点で覚悟決まってる女だ。ブルックはスケベジジイなんで肉体があった頃は相当遊んでた節はあるな。音楽家ってのも女口説くためだろう。マムの件で男は上がってる。チョッパーは種族の壁が。

 

ウソップはやる男か。

 

海賊の息子であることが誇り。偽れない理由は次回だけど、カヤの目の前でもクラハドールを殴れる男っぷりはイカすと見るか、女には理解できないロマンと見るか。少年マンガの価値観を問われる展開と思うところだ。